夜行バスの旅 新潟編
お米をたずねて三千里
仕事のお昼休みに食べた650円の定食についてきたご飯が、ぱさぱさしていてどろっとしていてとても美味しくなかったので、ムラヤマは次の休みに夜行バスで新潟まで行き、日本の心の“本物のお米”を食べてくることにした。
なぜ数あるお米の生産地の中で新潟を選んだのかっていうと、ムラヤマにとって、お米美味しい=新潟という簡単な方程式がとっさに頭にひらめいたから。
それに最近夜行バスの味を覚えて、日本なんてこれを使えば簡単に縦断できる!と思っていたのも遠出の決断を手助けしたかもれない。
お得意の夜行バス
金曜の夜のお仕事が終わってから、東京~新潟行きの夜行バスに乗った。
今回は一人旅。
彼氏に“本当のお米”を食べたいから新潟にいくっていったら、お土産よろしく、とまるっきり一緒に行く気がない返答されたからだ。
ムラヤマは何時ものように少しだけカーテンを開けて、高速道路を照らすライトを眺めていた。
エンジンの振動音は、まるで子守唄のように私を眠りへといざなう。
新潟へご到着
朝、6時10分。
予定の時間通りにバスは新潟についた。
バスを降りて、思ったのは空気がとても美味しいこと。
これだけ空気が美味しいから、お米も美味しくなるんだなと妙に納得した。
新潟に来てからの予定をまったく立ててないことに気が付いて、時間をもてあましぎみにぶらぶら。どうしよう。朝、昼、晩とお米づくしにすることしか考えてない。
市街をお米を求めて当てもなく歩いたけれども、何処にもこの時間からやってるお店がない。
だからお昼までレインボータワーみたり、けやき通りを歩いたりして時間を潰した。
お昼になると、計画ゼロのムラヤマは、どこでご飯を食べようか迷った末に、看板に大きく「お米」って書いてある年期の入った和食屋に入った。
これだけお米を押しているんだからきっと美味しくないわけがない。
お米に優しく
定員のおばさんに、ここのお米は美味しいお米ですか?って聞いたら、当たり前じゃない!って少し怒られた。
沢山の定食メニューの中からルーレットスタート、どーれーにーしよーかなー。決めた。
注文して出てきた「なんたら定食」には写真に比べて器のお米が大盛りだった。
あの定員のおばさん、さてはさっきのムラヤマのいったことを根に持ってるな。
一口食べると、その違いが分かった。
なんか全体的にお米がもちもちしていて、口当たりがいい。
きっとお米に優しくて、お米の気持ちがよく分かってる人が作ってるんだろう。
夜はお寿司を食べた。
お米もさることながら、海鮮物がとても美味しかった。
一緒に来てくれなかった彼氏のあんちくしょうには、敢えてお土産をお米じゃなくってカモメがついている携帯のストラップにしといた。
美味しいお米の自慢話をすれば、きっと食べたくて仕方なくなるだろう。でも敢えてお土産はストラップ、それを見て新潟のお米を食べられないと知った彼氏の取る行動は一つに違いない。
そうしたら今度は彼氏と一緒に、またここにこられるかもしれない。
そんなことを考えながら、新潟~東京行きの夜行バスに乗り込んだ。